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ラブライブ!スーパースター!!11話・12話感想と、全体通しての感想

どうもみなさんこんにちは。masacazuです。

 

ついに最終回となりました。ラブライブ!スーパースター!!の11話12話の感想を書いていきたいと思います。

 

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それでは感想を書いていきます。

 

まずは11話。『もう一度、あの場所へ』

 

以前から有耶無耶になっていた「かのんちゃん人前で歌えない問題」の解決回というか、回収回となっています。

 

3話まで歌えないを引きずっていましたが、3話で歌ってからというもの、その話題は全く出ていませんでした。

「克服したのかな」と思っていたのですが、その問題が生まれた小学校からの依頼でその問題の再提起が行われます。

これまで仲間のため、仲間がいたから歌えたのかもしれないという仮定から、他のメンバーは小学校での発表からドタキャン、1人で歌わざるをえない状況を作ります。

 

いやこれ厳しすぎない?スパルタが過ぎるなあと思いました。

下手したらトラウマ再発からの二度と人前で歌えなくなる可能性もあり、東京大会前にこれをするのはどうなんだろうか、と思いました。

これをかのんへの信頼と捉えることもできるんですけど、やりすぎな気もしています。

 

また、かのんの歌唱前のちーちゃんとの電話でも少し思ったのですが、かのんはその意図に気づいていたのかもしれないですね。

なんならその機会を作ってくれたちーちゃんはじめメンバーに感謝もしていましたね。

 

そして舞台袖でのロリかのんとの対話。

この演出やそもそも「人前で歌えなくなる」というテーマがアイマスアニメの千早を思い出させましたね。

こういう「もう1人の自分」との会話ってめちゃくちゃ好きなんですよね。

 

そして『私のsymphony』かのんソロバージョン。

なんでこれitunesにすらないんだよ。

いや、聞いたことはあるんですけど、「あ〜、うん、聞いたことあるね〜」ってだけで何とも言えない感じになったんですよね。

確か1stシングル「にも」2バージョンあって、通常盤じゃない方のカップリング曲なんですよね。ちゃんと聞いてなかったのでしっかり聞いてみます。

このラブライブ!スーパースター!!のテーマである「私を叶える物語」が一番濃く描かれていた部分だったなあと思いました。

さいころの夢とトラウマに向き合い進んでいくって良いなあ。

 

11話全体としては、かのんの話(今回のテーマ)はとても良かったんですが、どうしても余分なシーンが目につきましたね・・・。言わずもがなあのシーンです。

恋ちゃんの出番が少ないのは仕方ないと思うんですが、しょうもないキャラ付けにしかならないあのシーン、要る?

まじで蛇足なんだよな・・・恋ちゃんがLiella!には必要でも、アニメ「ラブライブ!スーパースター!!」には必要のないキャラクターにしかなっていないのが本当に可哀想ですね。

 

個人的には11話の裏テーマにはちーちゃんのクレイジーサイコレズの再確認があると思っています。

マジでかのんちゃんしか見えてないんじゃないか。その分細かいかのんちゃんの機微に気付いていたのは大きいですね。

あと話題にもなったなわとびのシーンですけど、あのシーンってかのんちゃんのどういった要素の説明なんでしょうか?1回しかみてないので見落としがあったかもしれないですけど。1人1人と向き合うことができる、かのんちゃんのリーダーシップなんでしょうか。それか笑顔が可愛いっていう褒めシーン?なんですかね。

 

ということで、若干の「ん?」って思うところはありましたが、全体的には良かった回だと思いました。ラブライブの11話にハズレなし。

独唱。

 

 

続いては12話。「Song for All」

早くも最終話ですね。

前半というか序盤で一気にここまでのストーリーの回収をはじめます。

・かのんとすみれの進化

・学校存続

学校存続に関してはこれまでも書いていましたが、このスパスタは「〇〇をしたらこうなった」が無く、ただ淡々とイベントが進んでいくだけなのがよくなかった点だと思います。

やっと触れてくれて良かったと思いつつ、確かに12月ぐらいにならないと入学希望者の人数なんてわからないよな、っていう過去作品で気がつかなかったツッコミをしていたのかもしれないですね。

 

そしてサニパとの再会。

完全にこれは無印2期3話のμ's VS A-RISEを彷彿とさせる構図でしたね。

そこでかのんの「ラブライブで勝ちたい!」という貪欲さの無さが浮き彫りになります。確かにかのんは可可ちゃんに誘われて始めただけで、自分からこうしたいああしたいという描写はなかったですね。受け身タイプで特に確固たる意志があるかと聞かれるとないのかもしれません。

11話を筆頭に本当にかのんの心理描写はうまいですね。

舞台装置になっていない主人公は魅力がある証拠なので今作の良いポイントの一つだと思います。

 

 

決戦の朝

みんなが集まる前に各々練習したり、誰かと話したりする独特の空気めちゃくちゃ好きなんですよね。無印2期9話の冒頭もそれに近いですね。

ちーちゃんの丸への執着はなんなんでしょうか、本当にちーちゃんの心情が読めない。

あと可可ちゃんのポスターを預けるの良いですよね、黄瀬vs青峰じゃん。

可可ちゃんの帰国問題はどうなるんですかね。

 

 

そしてライブ本番。

ステージリハ無しであれができるのすごいですね、っていうのは野暮なのでやめます。

 

生徒が道を作るのはこれも無印2期9話のオマージュでしょうが・・・

どうなんだろうなあ〜。

無印オマージュに関しては後述します。

 

楽曲『Starlight Prologue』

Starlight Prologue

Starlight Prologue

  • Liella!
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

良かったねえ〜。

大サビでUO炊くっていうのをスノハレやん!っていうのは少し強引な気もしますが、ステージセットからしてオマージュはしているとは思います。

あとPrologueってのが良い。Liella!ちゃんにとってのこれまでは始まりの物語なんだなと感じさせられます。

 

それを裏付けるようにラブライブ!は東京予選敗退。勝ちフラグはあったんですが残念ながら2位。

みんなの思いを背負って歌っても負けてしまう。かのんちゃんはそこで初めて「勝たなきゃいけない」という自覚が芽生えます。

ここまで僕は負けイベが無いことに不満がありましたが、ここまで順風満帆だったからこそのこの悔しさが出せるというのはとても良かったのかな、と思いました。

 

サニパの2人もきっと負けてこれに気づいたんでしょうね。ここで初めてサニパとLiella!は対等になったのかもしれません。

 

ということで、12話でした。

なんとか上手くまとめたなあ、っていうのが感想です。

 

 

ここでラブライブ!スーパースター!!1期は終わり。

あえてもう1期と書いています。これでやんなきゃ嘘でしょ。

 

ただもう12月末なんですよね。

ラブライブって年2って決まりはないんですけど、過去作的には年2だったので、どうなっているのかは疑問ですね。

まあ秋まで仲間集めしていたので、もしかしたら年2だったけど上半期には参加していなかっただけなのかもしれないですね。

どちらにせよ、2期があるとすると、全員一年生なのを良いことに進級からのメンバーー追加、そしてラブライブリベンジがあるのかもしれないですね。

妹のありあちゃんの入学、メンバー加入とかもありそうですね、けいおんみたいな。

雪歩亜里沙が加入した世界線みたいな感じで見てみたいですね。

 

 

スパスタ全体を通しての感想は、「中盤がよくなかった」に尽きるかなと。

「私を叶える物語」の「私」が「澁谷かのん」1人だけなら最高のアニメだと思うんですよ。先述の通りかのんちゃんの心理描写に関しては完璧ですし。

ただこれをLiella!の物語と考えるとやはり厳しい点が多いと思います。

ちーちゃんのダンス講習やクレイジー転科以外は音楽科と普通科という設定は最終的にはほぼ統一化し、恋ちゃんの作曲できる部分などは上手く扱えていなかったのがよくなかったですね。

 

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話が出たのでキャラに関してまとめたいと思います。

・かのんちゃん

過去作と比較しても遜色ないどころか、最高の主人公と言っても過言ではないと思います。

細かい話に関してはこれまでの各話感想の通りです。リーダーシップ・パフォーマンスともにとても良かったと思います。

あと声優の方の演技も良かったと思います。タジタジになっている演技がツボです。

 

・可可ちゃん

スクールアイドルを始めるというポジションはいつも主人公の役目でしたが、今回は役割が分担されました。

留学生かつ、まっすぐすぎる性格がために口が悪くなるところもありましたが、スクールアイドルへの憧れや意志が強いところはこの物語に欠かせなかったところだと思います。

その分、可可の悩みや成長はあまりクローズアップされなかったのがもったいなかったですね。帰国問題などは2期にお預けなのでしょうか。

 

・ちーちゃん

一番わからなかったキャラですね・・・。

6話の加入イベで「?」が多かったのでそのあとはずっとクレイジーサイコレズキャラにしか見えないのがよくなかったかな、と思いました。

 

・すみれちゃん

10話がなかったらただの不憫・いじられ・オチ担当でしかなかったのが本当に怖い。

といっても10話でもずっと当たりがキツかったので可哀想でしたね・・・。

 

・恋ちゃん

可哀想。ここまででも何度も書いていましたが、不遇の極みだったと思います。

生徒会長としてスクールアイドルと対立したがそれがただの意地悪や邪魔にしかならず、加入イベも全くカタルシスを感じず、加入してもおもちゃのように扱われるという過去作のいじられキャラでもここまでしないだろ・・・と悲しくなりました。

この物語に不要と言って仕舞えば言い過ぎかもしれませんが、もう少し恋ちゃんの見せ場を作って欲しかったな、と思います。

 

 

とにかくキャラが9人から5人に絞っているのに描写が足りないっていうのは酷かったなあと思いました。

 

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続いて楽曲。

全体的に無難な楽曲が多かった印象です。もちろん曲のジャンルは多岐にわたりましたが、それぞれ話から独立しているというか、物語と親和性が高くないんですよね。常夏☆サンシャインが筆頭でしょうか。

未来予報ハレルヤ!が一番結びつきが強いかなあ、って感じですね。

単体で聞いても良い曲なんですが、例えばライブでアニメ再現みたいなことが起きてもあまり感動しないというか、物語と結びついてこその挿入歌なのでもう少し合わせて欲しかったかなあと。

あとBGMが過去の物の使い回しが多くてモヤりましたね。

 

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過去の使い回しといえば。

過去作のオマージュが多すぎましたね。

エモさを過去作再現というかオマージュに頼りすぎですし、それをするなら開きなおってラブライブ10周年記念作品ぐらいに押し出せば良いのになあと思いました。話の展開も、無印1期をなぞっていましたが、そもそもの構図が違うのに流れだけなぞろうとしていたのがこのギクシャク感を生み出していたのかなと思いました。

この作品で良かった点を挙げても、過去作のオマージュが全く入らずオリジナルのドラマが主になってくるので、やはりこの方針は失敗なのかなあと思います。

 

キャラ語りで2期ありきの評価をしましたが、2期や続編ありきの話作りが見え見えなのはよくなかったですね。1期でもある程度まとまっていましたが、1期で完結というかしっかり纏めて欲しかったなと思いました。

 

総評としてはこんな感じでしょうか。

何かおもいつけば追記します。

〔追記欄〕

 

それではまたお会いいたしましょう。

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